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英文法

:助動詞 can could

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助動詞のcan

canは可能を表すということは中学校でも学習します。

I can't tell the difference between Classical music and Romantic music.

古典派とロマン派の区別がつきません。

そしてbe able toもセットで習ったと思います。ただこれも単にどちらでもよいというわけではなく、

canは継続的な可能を表し、一時の試行など実際の動作を行ったことを明確にしたい場合にはbe able toを用いる。

ということが重要です

He used to be able to play Sarasate, but now he can't even play an etude.

彼はサラサーテの曲を弾けていたけれど、今は練習曲すら弾けない。

とりあえず可能性という意味で捉えればよいのでcanについてはそれほど深追いする必要はないでしょう。許可を求める表現(Can I~)についてはmayの頁で比較検討していますので参考にしてみてください。

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助動詞のcouldと可能性

couldも可能性に言及する助動詞という点は変わりません。その可能性という意味を、自分の頭の中でどこまで広範囲に展開していけるかが鍵となる気がします。

Bunin could have progressed more after his triumph in Chopin Piano Competition.

ブーニンはショパンピアノコンクールでの勝利のあと、さらに向上できたかもしれない。

could have+過去分詞形で、過去の推量。

この用法は覚えておく必要があります。出来る可能性があったのに出来なかったというニュアンスになります。ただしbut+肯定文などで打ち消すことも可能で、上手くいかない雰囲気だったのに、結局は成功したというニュアンスも出せます。いずれにしても文章中に少々ネガティブな要素が漂いますね。

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助動詞のcouldと依頼

さて、依頼に関するcouldの用法も見ていきましょう。

Could you book the hotel which is more suitable for her.

もう少し彼女にふさわしいホテルを予約できませんか。

Could youで可能ですかという依頼を表す。

Will youとWould youの関係のようにCan youが丁寧になるとCould youになります。ただし、あくまで"仕事的に可能か"というニュアンスが含まれますので、意思が強く働くWould youとは意味合いが多少異なります。

依頼の助動詞
語句 丁寧度
Will you ~ ☆☆
Would you ~ ☆☆☆
Would you mind ~ing ☆☆☆☆
Can you ~ ☆☆☆
Could you ~,please? ☆☆☆☆☆

Could youは丁寧な依頼の表現ですが、注意も必要。

通常Could youは語尾にplease?を添えてさらにやわらかくして使います。丁寧度はピカイチですが、逆を言うと冷たいイメージもありますので、親しい人には使う機会はないかもしれません。仕事上で使う場合も何か自分がヘマをやらかしたような状況で使うことになります。

それからこれは当たり前のことですが、英会話でも「時間がある時で構わないので」ですとか、「もし出来るなら」といった相手を尊重する言葉を添える必要があるのは日本語と同じです。それは返答する際も同じで、

As it happens, I bought two sets of guitar strings. take this!

ちょうど、ギターの弦を2セット買ったから、(ひとつ)持ってきなよ。

例えばこのas it happensなども気の利いた言葉の一つです。自分の手間よりも相手のタイミングが良いのだというニュアンスをふくらませて、相手をリラックスさせることができます。

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