さて今回は様々な接続詞を見ていきましょう。whetherはその文脈により意味が変化します。まずは「~かどうか」という意味になるwhetherです。
He doesn't know whether you will join the club.
彼は君が入部するかどうか知らない。
続いて「~であろうとなかろうと」という意味になるwhetherです。
It doesn't matter whether you quit or not.
君が止めようが止めまいが問題ではない。
はじめの文ではwhether節が他動詞knowの目的語になっており、二番目の文ではwhether節は副詞としての働きをしています。その働きにより意味が変わります 。
tillとuntilは両方とも「~まで」という意味です。(ちなみにtillは少し口語っぽいニュアンスがあるという人もいます)
I won't play till he understand how great the violin is.
彼がバイオリンの素晴らしさを理解するまで演奏しない。
unlessは「~しない限り」という意味です。
You won't know unless you try.
やってみないことには分からないだろう。
主節の内容を否定できるのはunless以下のことだけだという意味です。「やれば分かる」とも言えますね。
as long as~は「~する限り」という意味です。unless「~しない限り」とは逆の意味になります。
You won't lose a job as long as you can excite us.
私たちを興奮させているかぎり、職は失わないよ。
no sooner ~ thanは「~するとすぐに」という意味です。thanまでは過去完了形、than以降は過去形を用います。
Mozart had no sooner appeared on the stage than the audience started giving a stormy applause.
モーツアルトが登場するやいなや観衆は嵐のような喝采をはじめた。
no sooner ~ than ... | ~するとすぐに... |
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hardly ~ when ... | |
scarcely ~ before ... |
少々難しい気もしますが、ひとたび身につければ文語的でクールな表現が可能になります。文頭に用いると倒置が起こりますので気をつけましょう。